we eat alive


絵のモデルをやっていると

先生によってはモデルであるあたしの話し相手をしてくれることがある。

モデルが退屈しないようにという考慮だ。

退屈すればもじもじしたくなり

もじもじすることによってあたしが動くと絵を描いてる者達は困る。

相互利益のための行動と言えるだろう。



そんな中で寿司ネタの話になり、

えびについての話になった。

甘えびとえびとどっちが価値が高いかというもの。

これは結局答えが出なかったのだが

話は意外なところにたどり着いた。



えびピラフの中のえびは価値が高い。



これはかなり的を得た意見ではなかろうか。



えびピラフというものは名前でこそ

えび・ぴらふ となってはいて

えびが前に来ているが

あくまで主役はピラフであり米である。

えびは脇役に過ぎない。

それなのに名前では先になっているところからしてすでに

その価値の高さがわかるというもの。



実際に喫茶店やレストランでピラフを食べる際に

スプーンですくって口に運ぶ中にえびが含まれてると

そのひと匙は価値が高い。

全体に満遍なく大量のえびが入ってるピラフはこの際別にして。

これは味の面だ。

平凡な味のピラフの中にあって

一番味が強いからか。

名脇役といえよう。

主役の価値を上げる名脇役。

これによって主役が生きてくるといっても良い。



特に冷凍ピラフの場合は著実になる。

インスタント食品では主役である炭水化物ばかりを食べるので

脇役がさらに重要になるものだ。



某有名メーカーのインスタントラーメンでもそうだろう。

えびはかなり重要な位置を占めていると思う。

そうあたしは思ったのだが、

話はここでがらっと変わる。



玉子、あるいは肉がもっと名脇役だというのだ。

特に肉が。

あのカップの中に点在するえび、肉、卵のなかでは

肉が一番価値が高いという意見が出た。



味的にはえびのほうが上かもしれないが

肉にはやはり主役感があるというのだ。

やはり主役である正義のヒーローは麺だとしたら

肉は名ライバル、もしくは悪役か。



しかしながらあの肉は肉ではない。

大豆を加工して作られた擬似食品なのだ。

恐らく肉のエキスだとか脂だとかは添加されてるかもしれない。

だが、あくまで大豆。

畑の肉というくらいだから代用としてのレベルは高いだろうが。



だからこそ価値が高いのだろうか。

来る近未来に備えてだろうか。

あるいは完全に肉のエキスなどを私用せずに作り、

宗教上肉を食べれない人や

ベジタリアン達に売るための実験をされているのか。

将来的にはあのカップに

スープの素と肉だけが詰められたものが発売されてもおかしくはない。

容易にそういった社会が、家庭が想像できる。



たとえば肉好きなご主人とベジタリアンの奥さんの会話が

アメリカなどで繰り広げられそうです。



・・・夜の10時前ころに帰ってくる少しふくよかな妻。

それを玄関まで出迎えるビール片手の優しそうな夫。



「 Hi, Tommy I'm sorry. It's that late.」

「ハイ、トミー。ごめんなさいね、遅くなって。」



「 It's OK. You haven't seen them long time. Since the high School.」

「いいんだよ、ハニー、高校時代の同窓会なんてそんなものだろ。」



「 Did you eat something for dinner? Take a Pizza?」

「夕ご飯はどうしたの?ピザでも取った?」



「 No pizza. I was just eating now.」

「いや、今食べてたところだ。」



「 Did you cook?!」

「あなたが自分で料理したわけ?!」



「 no things like a TV dinner」

「残念ながら、インスタントさ。」



・・・画面、一転してキッチンへ。



「What!!

What is it!

Oh no Tommy!

You promised don't eat any meat and fish in the house!!

You know that I love all animals in the world,

And I'm a vegetarian!!」

「トミー!

 何なのこれは!

 うちでは肉や魚は食べない約束じゃない!!

 私は動物愛好家なのよ!ベジタリアンなのよ!」



「hahaha... Sorry for make you mad.

But it's not meat.

Maybe I'd better say, "it's not a real meat."

Made from soybean, same as a tofu.

You love a tofu. Don't you?」

「あはは、驚かしてごめん。

 でもこれは肉じゃないんだよ、すべて大豆からできているんだよ。

 君の好きな豆腐と同じさ。

 好きだろ、豆腐。」



「Yes.

Was it.

I like a tofu.

I just get a book of tofu from the new library.」

「なんだ、そうだったの、

 でも、信じられないわ。

 見た目も匂いもハンバーグみたいだし。」



「Did you get the book from town library?」

「おっと、匂いまでは考えなかったな、気になるかい。」



「Yes library is built for that.

Not for get a bottle of wine from.」

「いえ、それぐらいなら平気。

 私はすすんで食べる気はしないけど。

 あなたが食べる分には平気よ。

愛してるわ、ダーリン。」



・・・ころっと機嫌がよくなってご主人にキスする妻、

それを見て夫婦の熱に当てられて暖炉の横から犬小屋に帰る犬。





という感じで

夫婦の一方がベジタリアンであったときのために役立ちます。

という主題で書かれたこのコラムは

まるでピラフとえびのように孤立した部分に分かれています。

最後に上手くまとめないと大変です。



まとめ:

図書館でワインが借りれるのならば、

返却する自信がありません。














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