花の命は命懸け



病気や事故で死に掛けた体でネットしていると、

わりとよくある会話に


「よく生きてたねぇ」

「でしょー、花の命は短いっていうから危ないと思った。」

「憎まれっ子世にはばかる。じゃないの?」


なんてのがありがちです。

昔から御話の上では

新鮮組の沖田とかそういうキャラが病弱で、

しかも花のように美しいイメージもあったりしますが、

それはほんとうなのでしょうか?



まず一つ疑う所に、

死んでしまった人間は美化されてしまうのではないか。

と、言う事で、

普通の人間でも死んだときは


「おしいひとをなくした。」

とか

「いいひとだったのに。」


なんて言われちゃったリ。

正直惜しく無い人と言うのは居るはずがなく。

たとえ敵対関係にあって憎い人でも惜しい人であり

死人を悪くいうことはできないし、

そもそも死んだ人の事を嫌いだったら葬式とかにはこないので、

いい人としか言わないし。

そういうこともあってお互いに

あの人は良い人だ。

とか

惜しい人

とか言ってたら、

本当にいい人だった気になったりするだろうし、

そもそも死んだ人に罪を求めるような人はあまりいないので、

いい面だけが思い出に残りがちだ。

更に若い頃に死ねば

そんなに大きな悪事などをしてる訳が無いので、

余計一層にイメージが固まり、

いい人。

に、なるだろう。

イイ人は美しいように思えるものだ。



更に別の理由がある。

人間の固体が一番生命力があるのはいつだろうか。

色々意見はあるだろうが、

「動物」から「ニンゲン」に移り変わる三歳ぐらいから

20代くらいまでが一番生命力としてはあるのではないだろうか、

あくまで物理面だけでの話ですが。

そうすると20代くらいで

体力が下がってくる部分がある事になる。

体力が下がってくるっていっても

その頃って言うのはまだお肌の曲がり角なんか来ていないぴっちぴちの年頃なわけで

当然物理的には美しいわけで。

その頃に命を失うとしたら


「花の命は」


に、ふさわしい美貌のままに死ねるという事になる。



さて考えて欲しい。

もう一つ重要な事がある。

あんまり年食うと男女すら解らなくならないですか。

100歳くらいまで行くと美しいとかそういう問題じゃなくて、

男女差がなくなる。












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