食わず嫌い王?



人に頼まれて、テレビの

ってのを録画してみる。

なんとなく見てみて重要なことに気づく。



いや、「食わず嫌いって、

食ったことないんなら嫌いかどうかわからないじゃん!」

な〜んて、基本的なこと言う気もなく、

あたしが思ったのは人間の味に対する好き嫌いについて。

酢豚にはいってるパイナップルとか、

暖かい果物とか嫌いな人多かったりしますよね?



あたしは好き嫌いは大丈夫だ。

嫌いな物は特に思いうかばない。

だからと言ってあたしは自分が優れてるとは・・・

いや、コックとかに成るんならなんでも食べれるのにこした事はないが、

好き嫌いは主観とか価値観のもんだいだからしょうがない。

小さい頃に犬に噛まれたら

犬を嫌いになったりする。

よくある話。

同じように、

小さい頃に生ハムに噛まれると、

生ハムとメロンは一緒に食べれなくなる。

これもまた、よくある話でしょう。



好き嫌いはそういうとこから決まるのでしょう。

あたしの母親は料理が上手かったのですが、

しいたけの料理が下手でした。

ですから小さい頃のあたしと妹は、

しいたけ嫌いでした。たぶん姉も。

年をとってしいたけが食べれるように成ったのは、

アメリカには母親はいなくて、

しいたけを自分で料理したからでしょうか。

裏づけになるかどうか、妹はいまだにしいたけ嫌いです。



さて、そこで気づくこと。

なぜ母親の食事?

それは当然子供の頃の食事回数として、

母親の料理が一番多いからでしょう。

ま、そうじゃない人も結構いるとは思いますが、

とりあえずは。



そうすると何か物を食べて相対的に判断するときは、

自分の子供の頃食べた料理に相対して、

「まずい」、「おいしい」を判断するのではないでしょうか?



あたしがアメリカから帰ってきて思ったことの一つに

お味噌汁の味事件ってのがあります。

あたしはなぜか母親の作ったお味噌汁を

「家庭の味」って思わなかったのでした。

それもそのはず、

母の使ってるダシが昔よりもグレードダウンしていたのです。



この場合、あたしは

「母の作る料理(昔)に対して、

 母の作る料理(今)はおいしくない。」といったわけで、

結局は母の料理が基準になっているわけです。



そうすると一つ変な事があります。

食べてない物を嫌いになるってことあるの?

あ、なんか最初に戻っちゃったけど、

今度は論理的に発言してるからよしとする。



ありえる「食わず嫌い」としては、

「生魚なんて気持ち悪くて食えないって!」とか

「いくらって目玉みたいでやだ!」とかね。

「イルカなんてカワイソーで食えないっす。」とかさ。

そういうのは解る。

それはまちがいなく「食わず嫌い」に入る。

でもね、味が嫌いな訳じゃないのよね、それは。

見た目よね、視覚。

だから「イルカ食べません!」って人に、

「いわしのすり身を山椒と一緒に揚げた・・・」とか言って、

イルカのさつま揚げを食べさす。

クリント・イーストウッドとかからクレームは来そうだけど、

作戦的には成功しそうじゃない?



他に食わず嫌いが成立しそうな状況って言ったら匂いとかね。

ドリアンとか、パクチーとかは問題。

正確に言うとそれは味覚ではなくて嗅覚だけど、

人間は料理を味わうときには

香も気にするときが多いから。

あ、でもパクチーとかドリアンがどうしても必要な料理ってあんまないか。

それにそれはもう匂いを嗅いでるんだから、

だからそれを「食わず嫌い」ってのも微妙なとこよね。

ま、「ドリアンが嫌い」ってのには100歩譲るが。

なにかの「素材」が匂いで「食わず嫌い」ってあんまりない様な。



で、料理に対しては

「食わず嫌い」って言うのじゃなくって「嫌い」って言うと思う。

それに、「麻婆豆腐が駄目」って言う人は「嫌い」なんだろうけど、

多分「本当にヤバイくらい美味しい麻婆豆腐」を

中国かどっかの良い店で食べたら、

その店のは最低でも嫌いじゃなくなりそうな気がするんだが、どうか?



さて、そうすると残ったのは宗教的理由と精神的理由かな。

「食わず嫌い」に当てはまるのは。

で、そこで考えてみよう。

まず宗教的理由。



これって「嫌い」なわけじゃないんじゃないのかな。

「牛は食べない」ってのは、

牛が嫌いなんじゃなくって

「神聖だから」とかそんな理由な訳で。

言ってみればその人達にとっては

「牛は食べ物じゃない。」

ってことですね。

あたしたちが人間食べたりとか、

中国の山で土とか食べたりしないのと一緒ですね。

あ、土はちょっとちがうか。

ま、そういうこと。



じゃ、精神的理由。

これはあるかなあ。

小さい頃にトマトジュースの工場で

タンクに落ちてトマトが嫌いに・・・とか。

あ、でもそうしたらやっぱり落ちたときに多少味わってるなぁ。

とすると、精神的なのって・・・


やはり小さい頃に火鉢のパイナップルで火傷して

酢豚にパイナップルが入ってるのは許せなくなる。とか、

やっぱり小さい頃に近所の大きな生ハムに噛まれて、

メロンとワインもまとめて嫌いになるとか?
















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