大槻ケンヂ、またはキレンジャ


「カレーとか、ラーメンってもう日本食だよね」
みたいな事を、たまに耳にする。
と言うより、あたしも言っていた事がある。
ラーメンについてはそうだろう。
あたしは中国(とくに台湾)の麺類も大好きですが、
あれは途中から別の道(むこうが本道)で進化を遂げた
別のものだと思うし。
でも、カレーは違うって事を最近思った。

まぁ、カレーが日本食じゃないのは当然と言えば当然。
思ってみればあれは、
未だに日本でインドカレー屋に行列ができるのを見ればわかる。
日本のカレーももちろんガンガンにおいしいけど、
「インドは本場だからしょうがないっしょ」
って言う人居るかもしれない。
ウン、そのとうりでしょう。
ですが日本のカレー文化はそこまで進んでいるのでしょうか?
そんなこと言えるまでに。

確かにいくつかすごいところはある。
インスタント食品としてのカレーはすごい。
レトルトとかね
あれはインスタントカレーオリンピックで金メダイでしょう。
あれは便利でおいしい。
まぁ、常にお米が家庭にある日本じゃないと
あそこまで便利ではないですが。

もう一個、「ルー」
あれも便利。
ルーってすごい。
だってテキトーに肉とか野菜とか炒めて煮て、
そこにルー入れたらおいしいんだもの。
一つのインスタント食品の究極系でしょう。
進化の極み。

では、インスタント以外ではどうなんでしょう?

いや、おいしいですよ。おいしい味がします。
日本のカレーやさん。
チェーン店ですらもかなりおいしい。
でも、その辺のカレーやさんで、少し気になることがある。
最近まで気が付かなかったこと。例外はあるが。
それは「メニューが少ない」って事。
「シーフード、カツ、コロッケ・・
・・いっぱいあんじゃん、辛さも2倍から30倍とかあるよ?」
ん、数的には多いんですよ、メニュー。
問題は味付け。
味が一種類のみ。
全部「カレー味」
・・・
あたりまえ?
そうでもないよ。
たとえばさ、タイ料理やさんとか行ってみてよ。
メニューちょっと覗いてみてよ。
わかるでしょ?
「ココナッツミルク、
甘い生姜、
ピーナッツ、
甘酢・・・・」
とか、カレーにも味がある。
中華料理だともっと多い。
ウーロン茶カレーとか、
プーアル茶カレーとか。
ジャスミン茶カレー
いや、それはさすがに嘘ですが。

聞こえのいい言い方をすればだけど、
日本のカレーって、究極の「絶対なる壱」なのかも知んないけど、
でも、ココナッツカレーとかも食べたいもの。美味しいもの。
だから、それが本当に「絶対」かと言うと、そうではありえない。
少なくともあたしはそう思う。
たとえばさ、
メインの具はチキンとか、ビーフとか、イカとか、
えびとか、から揚げとか色々だけど、
日本で食べるカレーのサブの具って、
「にんじん、たまねぎ、ジャガイモ」でしょ、いつも。
まぁ、この三つは美味しいですよ、確実に。
失敗も少ないし。
でも、やっぱりほかのものも試すべきじゃない?
トマトとかなすとかかぼちゃとか白菜とか。
(そういえば料理のコーナーにもカレーチャンコとか書いた、昔。)
なんでもかなり美味しいのに。
逆にルーが美味しいので、
味付けも純粋なカレー味にこだわらず、
味噌カレーとか結構実は美味しいんじゃない?
実はバニラアイスにカレー粉とかかけるとひそかに美味しいし。

カレーってさ
凡庸性が高いけど、
発展性も高いんじゃない?
カレー味に絶対会わないものって
結構少なくない? あえてカレーにできないものを一つあげるとしたら、

・・・・・ハヤシライスか。











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